意を決して鍼灸治療院へ
大腸がんと診断され、病院に頼るだけでなく、どうにか腫瘍を小さくできないかと調べていたところ口コミ評価の高い鍼灸治療院を発見した。
藁にもすがる思いで、治療院のホームページから連絡を取り、その日の夜に夫と一緒に訪れることにした。
まず受付で問診票のようなものに症状を記入し、カーテンで仕切られているロッカーの前でガウンに着替える。すぐに名前が呼ばれて夫は奥のベットへと向かうことになり、ここからは私は待合室で待つことに。
と思ったら院長の触診?の時はそばで聞いてて良いとのことなので、枕元に立たせてもらうことにした。
そこには仙人のような姿の先生が夫の体に手を当ててリーディングのようなことをしていた。
「ガンは体の病ではなく、心の病です」
それを聞いた時に私は涙が堪えきれなくなってしまい、鼻をすすってしまい先生の診断の邪魔になってしまったようなので待合室に戻ることにした。
「先生に退出するように言われたけど、もしかして私が悪い気を与えてしまっているんだろうか?心が原因と言われたけど、夫にはこれといった辛い悩みなどは無いハズで(それも思い込み?)私が普段、愚痴などを聞かせていたせいで夫を病気にさせてしまったのかな?」と考えても仕方のない事を考えて勝手に不安になっていた。
夫はスピリチュアルなことはあまり受けつけないタイプだけど、ここの治療院で大丈夫だったかな?もう二度と行きたくない、て思われるんじゃないか、とまで思ってしまった。
夫はなんとかなるさ~と楽観主義者なのだが私は真逆で異常なほどの心配性なのだ。
そこから何時間経ったのだろうか、時計を見たら2時間半は過ぎていた。ようやく夫が戻ってきた。(今振り返ると、初診でここまでしっかりと診て頂いたことにとても感謝している)
解毒を促した方が良いと思い、待合室に置いてあるセルフサービスのお茶を夫に渡すと何やらホッとした表情をしていてちょっとお疲れ気味だった。
施術内容
(人によって異なると思うが夫の場合)施術の一通りの流れは
院長の診断
カイロ指圧
カッピング
鍼
温熱
というものだった。
全ての施術が初めてだった夫にとっては、何が良くて何が悪いのかわからないといった感じだったが、患部の痛みは少し引いた気がするのと、最近ずっと肩が上がらなくて痛いといっていた右肩が良くなったと喜んでいた。
帰り際に施術と一緒に摂った方が良いサプリを紹介されたがその日はまだよくわからなかったので購入を躊躇った。
しかし後日、先生から詳しい話を聞いてみると、乳酸菌とメシマコブは大腸がんを治していくにあたり必要不可欠だということで、納得して必要なサプリメントを購入した。
「医者の言うことを鵜呑みにしてはいけませんよ。どんなガンでも絶対に治るから大丈夫」
と院長の心強い言葉。夫婦ともに勇気が出た。
「この治療院を頼りたい」と私は思った。
(振り返るとガンを治すのは本人であって、治療院を頼ってしまうことも違うと感じる。治す手助けをして頂いていると思う)
鍼灸治療院で学んだこと
施術後に担当の先生から聞いて「食事」について得た知識としては
サラダ油はもちろん、ごま油・オリーブオイルであったも加熱してはダメ。
蒸し、煮るなどして。
→もう5年近くサラダ油は使っておらず、オリーブオイル中心に料理していた私は驚いた。加熱したらそもそも酸化が起こるからNGということ。ごま油やオリーブオイルなら安心と思って結構ふんだんに炒め物などで使ってしまっていた。
まだまだ勉強不足だった。
ただ生で摂った方が良い油がある。それは亜麻仁(あまに)油。
アマニ油にはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれ、炎症を抑える働き、動脈硬化・血栓の予防・血圧を下げるなどの効果があるようだ。
熱や光に弱いので、生で摂る必要がある。
発酵食品は良いので、納豆や味噌を積極的に摂るようにと言われる。
また、2回目の来店の時に女性の先生に色々と話を伺うことができ、お味噌は東城百合子さんの「六年味噌」が健康にすごく良くて美味しいと教えてもらった。
どこで購入できますか?と聞くと何やらネット販売などは行っておらず、成城学園前駅にある「あなたと健康社」という自然療法のお店で購入できるとのこと。
また、そこで売っている梅干しもお勧めで、腸内環境を良くするために梅干しと六年味噌を摂ってみては?とお勧めされた。
それを聞いてすぐに買いに行こうとしたが、「あなたと健康社」は土日はお休みのようなので、週明けに行くことにした。
コーヒー浣腸(腸内洗浄)でデトックス
また、鍼灸治療院では腸内洗浄をすることで腸内環境が整えられるという事を教えて頂いた。
ゲルソン療法である人参ジュースを行っている最中だったのでマックス・ゲルソン博士がこの人参ジュースと併せてコーヒー浣腸をお勧めしていたことも知っていた。
しかしネットで「コーヒー浣腸」「コーヒーエマネ」と検索すると賛否両論出てくるし、割と否定的な意見が見られるので、私自身も抵抗があった。
しかし、腸内環境を良くするために、何かしらの形でデトックスは必要であるし、
断食も効果的ではあるが、入院前にご飯が食べられないのは酷なことであり、もともとかなり細い身体なので、これ以上は体重を落とすのは良くないといった点から、コーヒー浣腸をした方が良いと思った。
こういった方法を「トンデモ医療」だとか「宗教・洗脳されている」などという発言も良くみられるが、どんな代替医療にもそれはあてはまるし、じゃあ実際の西洋医学だけで、抗がん剤や放射線治療だけで、ガンが治せるのか?と聞いたら100%治せます、という医師は居ないのが現実だ。
東洋医学・自然療法も取り入れて自ら体質改善していかなければ、ガンは手術で治ったとしても、生活を改善しなければ再発してしまう可能性が高い。
「何が正しく効果が出るのか」それは実践してみた人にしかわからないと思う。
コーヒー浣腸に関しても、試した人の評判を聞くと、「便秘が治った、快便が出るようになって身体が軽い、慢性的な病が改善した」など良いものばかりだ。
反対意見は実際にこれらの療法を試してもおらず、医療と反対側にある代替医療について馬鹿にしている人たちが多い傾向がある。
まずはやってみてから判断しよう、と思ったが夫はおしりに痛みがあって一度トライしたが出来なかったので、最初は私が試してみることにした。
有機のコーヒーを30分ほど煎じて、身体に必要なオリゴ糖とミネラル(塩)を少し混ぜて、水を加えて適温(42度前後)にする。
この温度が大切で、熱すぎると腸が火傷してしまうし、冷たすぎても良くないようだ。
温度計でしっかり測ってからやることが大切とのこと。
最初は、お尻の穴に挿入するのにかなり苦戦した。座ってやるとどうも力んでしまい、お尻の穴がしまってしまうので、右手を下にして横になって行うと良いと聞いていたので、その通り横になってやってみるとスッと管が入る瞬間があった。(深呼吸して息を吐いてる時に入れると良い)
ひとまず、ストッパーをONにして、400ml入れてみる。(1リットルくらいのコーヒーが基本らしいが初めての人は400mlくらいからスタートで良い)
液体が入ってきたと同時に便意が襲ってくる。
ここから15分も我慢とか至難の業だな、と思いながらもなんとか5分粘ってからトイレに駆け込む。
やっぱり15分は無理だよな~と思いながらも、一度排出してからもう一度400mlを再チャレンジする。
今度は恐怖心も消え、すんなり挿入できて10分持ちこたえることができた。
1回で劇的な変化は見られなかったが、腸がすっきりした感じがして気持ちが良かった。
朝はデトックスの時間のようなので、朝一番にコーヒー浣腸をやってみたところ、お昼ご飯を食べるまでの間、身体がとても軽くて、程よい空腹感を味わえた。
何日か試してみて、身体に悪い異変が起きなければ夫にも試してもらおうと思っている。
(退院後、夫もコーヒー浣腸を実践し、乳酸菌などの腸内環境サプリ摂ったところ、腸内環境が整ってきたようで毎朝快便になってきた。)

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