退院 主治医から人工肛門になることを告げられる 最善の治療方法とは がん克服日記4

スポンサーリンク

6日間の検査入院でやったこと

検査内容を見ると3日もあれば終わる気もするが、病院側のスケジュールの都合もあったのだろう。それともこれが一般的なのか、入院した経験がないのでわからないが記載しておく。

首・胸・お腹のレントゲン
心電図
心臓のエコー
採血
注腸検査
超音波検査
内視鏡検査
大腸周辺のCT(3D)

そしてこれとは別に退院後に外来で、骨盤周りのMRIとPET検査を2日に渡って行う予定であるから大変だ。

入院中に全身検査するって言ってたじゃん…とため息が出てしまうが、頑張ってるのは夫なので文句は言わないでおく。

主治医から検査結果を伝えられる

待ちに待った夫の退院日。
1週間が本当に長くて、寂しさと夫に辛い思いをさせてしまって申し訳ないという自己嫌悪と、なんでガンになってしまったんだよ…という悔しさで、感情がぐちゃぐちゃになっていた。

今日ようやく退院できるというのに、退院前に主治医から検査結果が伝えられるのだ。「どんな結果でも大丈夫だよ」と夫に声をかけながらも私自身、冷や汗をかいてしまうくらい心臓がバクバクいっていた。

もとから大腸進行がんのステージ2~4ですね。ということは伝えられていたので覚悟はできていた。
とはいえ、入院前の10日間、食事の改善・ウコン茶・ひまし油パック・治療院での施術・アガリクスドリンク・レイキヒーリング・ゲルソン療法(人参ジュース)と出来ることは全部やってきたので、もしかしたらガンが小さくなっていてステージ2という事になっていないだろうか?と淡い期待をもっていた。

しかし現実は厳しかった。

手術は人工肛門(ストーマ)をつけることになる

先生は開口一番「結論から言いますと、肛門を残せる可能性は低いですね…」と言い出した。
最初にできれば人工肛門にならないような手術の方向で考えていきます、って聞いていたのでやはりショックが大きい。

大腸(直腸)がんの腫瘍がかなり肛門に近くて、その周りのリンパまで転移してしまっているために、手術をするときは腫瘍よりも大きく切り取らないといけないらしい。そうしないと取り残したガンが組織内にあった場合に再発してしまうからだ。

肛門からの距離が5センチ以上離れていれば、肛門を残した状態での手術は可能だが今回1センチくらいしか離れておらずそれは厳しいと言う。

全身への転移については、まず一番転移しやすいと言われている肺と肝臓の転移は見られないとのこと。
まだPET検査をしてないので正確に大丈夫とは言い切れませんが、と保険をかけられる。

でもひとまず良かった。転移があったらどうしよう…それが一番怖くて心配だったから。

そして話は戻り、直腸がんの状況について。
人工肛門だけは避けたいし、今の大きい状態で手術となるとかなり大きく切り取る手術になってしまい、身体への負担が大きいと感じた。

先生はまずは「ガンで死なないこと」
次に「再発させないこと」
そして最後に「機能を残すこと」

と説明し、今の医療でがんを取り除く一番の方法は「手術」です、という。
色んな書籍を読んでいたから、医者が患者のその後の生活の質よりも手術して病気を治すことを優先させるのは知っていたし考えたらわかる気がする。

でも、手術をして、ましてや大きく切り取って、人工肛門にまでなったとしても、再発する可能性だってある。

統計データ上、5年生存率がその方法が一番高いというだけである。

思わず「放射線治療でがんを小さくしてから手術できないのですか?そしたら肛門は残した状態で手術できるのではないですか?」と聞いてみてしまった。

しかし先生は「放射線治療の効果が出るか出ないかは人それぞれだし、副作用により排尿障害や排便障害まで起こることがある。抗がん剤は結果もすぐわかるし、副作用もすぐに出るからわかりやすいが放射線に関して6週間から下手したら何か月も先にならないとわからないことが多いんです。」という。

そしてもし放射線でガンが小さくなったとしても手術は最初に決めた治療方針=(肛門まで切除)で行うのが原則だ、という。

そして藁にもすがりたくなる気持ちもわかりますが、放射線治療でがんが小さくなって人工肛門を避けられる、という考えは辞めた方が良いです、とも。

期待しすぎてはいけないとはわかっているが、放射線治療で実際に小さくなった人が居るなら、大きい状態で手術をするよりかはそこに望みを託すのは普通のことじゃないだろうか。

それに、手術まで時間が空くなら、自然療法を同時にやっていくことだって出来る。10日で効果が見られなかったが、2か月もあれば改善していくだろう。

そんなことをぐるぐる考えていると、「決めるのはあなた達なので、しばらく考えてもらってまた次回にお話しましょう」と言ってもらえた。

入院で1週間もかかり、さらにまた1週間もまたされたらガンが進行してしまうのではないか?と心配症の私は焦ってしまい、それについても質問したら、今この状態で1か月、2か月でがんが大きくなっていったりはしないので、落ち着いてしっかり考えてから決めてください、とのこと。

その言葉に少しほっとした。
お尻の痛みがある夫の姿を見ていると「早くどうにかしなきゃ」と気持ちばかり焦ってしまうが、もう少し落ち着いて考えていこうと思う。

どれが最善の選択になるのかを患者本人がしっかり考えること

今選べる選択肢は4つだ。

①すぐに手術→リンパと肛門の切除が必要で人工肛門になる

②放射線治療を受けて様子を見てから2か月後くらいに手術→がんが小さくなる可能性もあるが副作用のリスク。手術方針は今の段階では変えない予定。

③放射線治療に抗がん剤を併せて相乗効果を狙って、2か月後くらいに手術。→抗がん剤の副作用が強い、リスクが高い(とは先生は言わなかったが、抗がん剤は否定的な意見が多い)

④何もしないで様子を見る(自然療法で根本的に治していく)

抗がん剤だけはやってほしくない。
積極的に抗がん剤をやっているのは日本くらいであり、毒薬だとも言われている。

おおよそ3分の1の人に効果がある、とも聞いたことがある。
3分の2の人は効果が出なくて、その上で苦しい副作用に耐えなきゃならないと思うとやる意味はあるのか?
それに良い細胞まで傷つけてしまうとも聞いたことがある。

どうするかはもう少し、調べて考えて考えて夫と話し合って決めていこうと思う。

セカンドオピニオンを利用しても良いかもしれないな。

一週間ぶりの帰宅にほっとする夫

ひとまず今日は一週間ぶりの我が家なんだから、夫とは楽しく普段通りに過ごした。早速、今日から食事療法はできる。

「アジの開き、大根おろし、大根とキャベツ・えのきの味噌汁、味噌でつけた漬物、ネギ納豆、雑穀米」量は少な目にした。

病院食でお粥と美味しくないおかずを食べていた夫は食欲も取り戻したみたいで、美味しい美味しいと食べてくれた。幸せそうな表情がたまらなく愛しい。

食後にまだ食べたい、と言ってたが、柔らかい食事を1週間も食べた後の固形物だったので、腹6分目にしてもらった。

今日から生活スタイルも見直す。

夜は22時就寝、6時起床。
起きてすぐに散歩をし、掃除をして身体を目覚めさせよう。

明日また具体的なことを書いていこうと思う。
夫の寝顔が横で見られるのは本当に幸せなことだ。

 

自然療法で大腸がんを治すことを決意 主治医に伝える がん克服日記5
大腸がんステージ3と宣告されたとき、あなたならどんな選択をするか?手術、放射線、抗がん剤と現在の日本の医学だとこの3つの中から選ばなくではならない。どれを選択しても身体の免疫力を下げてしまい、根治するとは言い切れないのが現実だ。免疫力を高め、再発をさせない、ガンを治すだけではなくて、この先ずっと健康で笑って過ごすためには第4の選択が合っても良いと思う。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました